チャップリンと木の下で いつか語り合いたい、来世あたりに。
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サッドヴァケイション  ☆☆☆☆
2007-09-30 Sun 01:05



青山真治監督作品。
『ユリイカ』 『Helpless』に続く三部作の完結編らしい。
この2作品はまだ観てないのだけど、この映画ひとつで観てもなかなかいい作品だったように思う。

母親と、母親に捨てられた息子の物語でもあり、女たちの生き様というか強さのようなものを表現した映画のようだった。

私的には・・・石田えり演じる母親の強さや深さを感じると同時に、いやそれ以上かもしれないけれど、ある種の怖さを感じた。どんな不幸が襲ってきても、誰にどう思われようともそれらをすべて受け入れてしまえるのだから。受け入れて、未来のことを考えて生きていこうとする半端じゃない信念。
怖いくらい深く母親としての彼女に浸みわたっているものがあったのかもしれない。

とにかく終始、石田えりに翻弄されました。
映画の中の登場人物も、観客の私も。

キャストは他に、浅野忠信、宮崎あおい、オダギリジョーなど豪華。
浅野忠信もやっぱいいね。何かが内側からモレてるんだな・・・なんだろう、色んな渦巻いてるものを冷静な表情で上から覆ってるけど少し透けてる、みたいな(笑)やっぱり魅力的な役者さんだ。

ずっとなんとなくモヤモヤしたものがあるのに、ラストがなんだか滑稽でなかなか素敵だ。
期待通り、終わった後にはちゃんと私の好きな何かを残していってくれた映画でした。


3部作、全部観るぞ~~♪

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チリンのすず
2007-09-26 Wed 14:47



アンパンマンの作者、やなせたかしさんの絵本。
色々好きな絵本はあるけれど、いちばん涙が止まらなかった絵本。
こんな可愛らしい表紙だけど内容はすごく深くて色々と考えさせてくれます。


~ここからネタバレあり~

愛する母親を殺した狼に復讐するために、その狼に弟子入りし、復讐の機会を待つ仔ヤギのチリン。来る日も来る日もただ強くなるために、狼のもとで猛特訓の日々。そして時は過ぎ、ついに狼を殺す絶好の機会が訪れる。とどめを刺す瞬間、狼は言った。

「お前に殺されることは知っていた。オレは喜んでいる。」

その瞬間にチリンは悟ってしまった。狼があんなに憎くて仕方なかったのに、いつの間にか大好きになり、かけがえのない存在になっていたことを。でももう狼はいない。気づいた時には、もう隣に狼はいなかった。


失って初めて大切なものだと気づく。
強迫観念のようなものにとらわれ、何が自分にとって大切なのかが分からなくなる。
哀しいかな、これがこの世に生きている者の性なのでしょうか。

復讐は悲しみしか生まない、とこの絵本は教えてくれているような気もする。
けれど、そうは分かっていても愛する者を奪われた悲しみから復讐せずにはいられない気持ちはすごく自然なことだとも思う。哀しい。生きている者は常に真理と心理の間で揺れ動き、葛藤して生きていかなければならないだろうから。抑えきれないものだってある。きっとその時どうあがき苦しんでも、消そうとしても消えない気持ちだってあるだろうから。

狼だってきっとたくさんのものを背負って生きてきて、チリンによって殺される時が来て、やっと解放されたような気分だったのかもしれない。


この絵本との出逢いは、やなせたかしさんの展示会。
アンパンマンの絵がたくさん並ぶ中に、ひっそり端のほうに一枚一枚貼り付けて飾られていたこの物語を何気なく見つけ、一気に釘付けになったのを覚えている。

私の人生に潤いを与えてくれた一冊です。



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レニー・ゼルウィガー
2007-09-26 Wed 12:38



ハリウッド女優の中でも大好きな女優さんのひとり。

とにかく表情が豊かで、笑顔がめちゃかわいい☆☆☆
ハリウッドにも、こんなにナチュラルな感じの普通っぽい人いるんだな~。
『ブリジットジョーンズの日記』で大好きに。
ダメダメな女の子をあんなに可愛らしく演じきれる彼女は、きっと普段も飾らないチャーミングな女性に違いない!しぐさも表情も声も全部魅力的だなぁと思う。

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『CHICAGO』でも良かった。

存在感満点のキャサリン・ゼタ・ジョーンズもものすごく素敵なんだけど、そんなキャサリンとW主演(リチャード・ギア入れてトリプル?)でも見劣りしないレニーの弾けっぷりが素敵だった。
『CHICAGO』はキャサリンとレニー2人がそれぞれの魅力がいい感じでバランスがとれてて、最高のエンターテイメントになっていた気がします。主演候補にはシャーリーズ・セロンなどの名前も挙がってたらしいけど、レニーとキャサリンのコンビでほんとに良かったんじゃないかと思う。

ストーリーも歌もダンスも演出も良かったと思うけど、この2人だけでも見る価値ありだ☆


実はファンと言いながらも、レニー作品をたくさん観ているわけではないので、全作品制覇したいものです。『シンデレラマン』や『コールドマウンテン』もまだ観てないし・・・。

まずは今上映中の『ミス・ポター』かな~♪







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黒猫白猫   ☆☆☆☆
2007-09-25 Tue 13:10

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エミール・クストリッツアの作品は『アンダーグラウンド』に続いて2作目。

この『黒猫白猫』は一言で言うなら・・ジプシーミュージックと人間と動物たちがいい感じでぐちゃぐちゃに混じりあったコメディという感じ。『アンダーグラウンド』もそうだったが、とにかく映画全体のテンションが高いというか、ものすごい生命力に溢れている。

マヌケな密輸商の父に無理やり結婚させられる息子、その息子の結婚式の日に死んでしまう祖父、逃げ出す花嫁、暴れまくるマフィア、それらと混じって暴走する動物たち・・・とにかく終始ドタバタで展開していく様が面白い。
ただの勢いだけで展開するコメディではないのがこの『黒猫白猫』。
よくある後には何も残らないで記憶から消えていくようなものではなく、この映画の中にはちゃんと登場人物一人ひとりの中にある誰かを愛する想いがある。そして、その想いはなんらかの形で届くということも教えてくれる。

誰より釘付けになってしまったのは、息子のザーレ役を演じていた男の子。
かなり個人的な話だけど顔が・・・・顔が超好み・・・☆☆☆
私は日本人の顔が好みなので、あまり外国の方で顔が好きとかはあまりないのだけど、今回ばかりは終始彼に釘付けでした。少年に恋してしまいました(笑)

・・・とにかく、この映画はじっくり味わってほしい映画です。

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ショーン・ペン
2007-09-20 Thu 16:01




『俺たちは天使じゃない』
『デッドマン・ウォーキング』
『21g』
『ゲーム』
『I am Sam』
『ミスティック・リバー』
『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』


ショーン・ペンの出演作で現在までに観た映画はこれくらい。
まだまだ観てないのもあるけれど、『ミスティック・リバー』を観た時、完璧にやられちゃいました(笑)
なんなんだこの存在感は・・・なんなんだこのリアルな感じ。
彼が内側に秘めたパッションというか何か激しいものを、作品の役柄を通して感じる。
静かだけど激しく、なんだか哀しい。彼が演じる役柄は性格も何もかも全然違うけれど、いつもどこかにそんな陰が見える。

特に『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』のショーン・ペンは怖かった。
怖いくらいリアルな主人公の男の感情が、画面なんか簡単にすり抜けてブワーーーっと襲いかかってくるような気がしたからだ。心の奥底に溜めて溜めて溜めまくった陰鬱な感情が、爆発する寸前の緊張感みたいなのがあまりにリアルで気分が悪くなる程だった。恐るべし・・・(笑)

ショーン・ペンは、ブッシュ政権を批判し続け、NYタイムズ紙に反戦の意見広告を掲載したり、大統領宛の公開質問状をワシントン・ポスト紙に載せたりしているらしい。
自分は、「共和党でも民主党でも緑の党でもない」無党派の国民であると述べているということ。

この人きっと、自分の魂が本当に求めているものを探しながら、自分にひたすら純粋に生きてる人なんだと思った。やっぱりかっこいい!!ショーン・ペン!!スキャンダラスなことも色々あったみたいですが、そんな激しくてやんちゃなところもこの人の場合、魅力的に見える。

とにかく大好きな俳優さんです。






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蛇イチゴ   ☆☆☆☆
2007-09-15 Sat 21:41




「家がお終いになっちゃう前に、お兄ちゃんに出て行ってもらおうよ・・・。」


バランスがとれていた。
そう、10年前に出て行った兄が帰ってくるまでは・・・。
みんな少しづつ歪みながらも、お互いのそれに気付くことなく、違和感を感じたところでそれを無理やりパズルのようにあわせて表面には噴出しないように何かを押し込んできた。そんな平凡で平和そうな家族の絵があった。
家族の一人の死をきっかけに、その絵が、そのパズルがバラバラと恐ろしいほどきれいに崩れていく。

『ゆれる』の西川美和監督の作品なので、じっとりリアルな空気感が漂っているだろうとは予測していたけれど、想像以上の胸焼けのような不快感を感じてしまってました。息づかいがリアルに聞こえてきそうな、観たくないものを観てしまったような変な感覚に終始陥ってしまう。

嘘だと思っていたことが真実で
真実に見えるものが嘘で

もしかすると、今生きてるこの世界自体そうなのかもしれないけれど。

嘘つきの兄と、嘘が嫌いな実直な妹。
そんな対照的な兄妹の間にある根深いもののそもそもの始まり・・・それは「蛇イチゴ」


観る側に委ねられた真実は・・・どっち??






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情婦
2007-09-14 Fri 14:16



法廷ものの最高傑作とも一部では言われているらしい本作。
原作はアガサ・クリスティの『検察側の証人』でこれが映画化されたのがこの作品。

ロンドン郊外のある未亡人殺人事件をきっかけに繰り広げられる法廷劇。
殺人の疑いをかけられたレナードは、ある有能な弁護士に弁護を依頼する。
そして裁判当日・・・レナードの強力な証人である妻が現れる。

検察側の証人として・・・


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終始飽きないテンポと時々クスッと笑えるユーモアが絶妙。
そして何よりラストの二転三転する驚きの展開が見もの。
驚きと言っても、単に驚かすことを目的としているよくあるアレではなくて、今まで観ていたものが一気にひっくりかえってしまうんです。そう、何もかも一気に・・・エエエ!!?って(笑)

え?今まで観てたあれは一体・・・?

ていうか単に私が何か思い込みの罠にひっかかってただけ?

真実って見えないところに潜んでいて、私の普段生きてる世界で見る人間関係なんかほんの一面でフェイクが多いのかもしれない。人の心の中までは覗けないから・・・。
この映画の内容については語ってはいけないとエンドロール直前で口止めされています。
なのでもう語らないことにします。

ひとつ見所としてはやっぱりマレーネ・デートリッヒかなと。本当に素敵です、彼女の情婦っぷり(?)


これは一見の価値あり・・・ニヤリ。




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松山ケンイチ
2007-09-13 Thu 15:39
kenichi



「気になる木」のカテゴリには、気になる人物などをいっぱい書いたりしてみます。


ファン暦まだ1年未満だけど。
デスノートでやっと存在を知ったわけだけど。

なにはともあれ、私の中で最高に素敵なケンイチ。
出演作品ごとにまったく違う一面が見れるので楽しみなんだけど、一体素のこの人というのはどんなんなんだろうっていつも思う。「生まれ変わったら何になりたい?」という質問に「空気。」と答えていた22歳ですもの・・・(笑)
不思議オーラ満開。

インタビューで話してる姿はたどたどしくてオドオドしてるから見ててハラハラするけど、自分の言葉でいつも正直な気持ちしか話さない。口先だけのかっこいいことだけ言う人とは違って、どこまでも正直で不器用で純粋な感じが好き。演技にもそれが出てる気がするなあ。雑誌のこの人の一言一言に何度も救われた気もします。
リアルの知り合いじゃなくても、そういうのでこんなにも助けられるというか元気付けてもらえるものなんだな~とちょっと驚いてます。

私的にケンイチ出演作品の中で一番のオススメは『不良少年の夢』。
元ヤンキー教師の義家先生のお話。以前、嵐の桜井翔くんがテレビでやってたやつの映画バージョンですね。
これを観て惚れちゃいました・・・(*・_・*)
ほんとにこの人元ヤンだったんじゃないかと思う程の迫力。
DVD買っちゃいそうだぁぁぁ~~~♪

今年来年はケンイチくん出演映画目白押し!!
これからだと・・・

『椿三十郎』
『デスノートLスピンオフ』
『人のセックスを笑うな』

などなど☆☆☆
楽しみで仕方ないです。公開日に観に行かなくては!!
ケンイチについて語りだすとどこまでも続いていくのでまた更新するでしょう(笑)

そしていつか本当に1度は会える気がしている。←夢見がち




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ストロベリーショートケイクス   ☆☆☆
2007-09-13 Thu 12:36
ストロベリーショートケイクス



なんとはなしに観てみた映画だったけれど、じんわり切なさの残る好きな感じの映画だった。


なんか観てて少し痛い。

時々一瞬、主人公4人の女の子の中の誰かの行動に過去の自分を少し重ねてしまったり、共感できる感覚があったり。なんだか悶々とした空気感がなんだかリアルで、スクリーンとの境界線が曖昧な不思議な感覚に陥ったり。
自分も女ながら、女という生き物にどこか失望してしまったり、逆に女としての喜びを味わう彼女たちに激しく共感して嬉しくなったりしました。

ガールズムービー!って感じの甘いイメージ?(←勝手なイメージ)ではない映画な気がするけれど、心地よい疲労感というか倦怠感というかよくわかんないけどそんな感覚が残る素敵な映画でした。


ちょっと大人向けでしょうか(笑)
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海でのはなし  ☆☆
2007-09-11 Tue 14:24
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宮崎あおい+スピッツの映画。


この組み合わせに期待しすぎたせいか、映画としては物足りない感じ。
スピッツ好きとしては曲の使い方にいまいち納得がいかず、ストーリーなど全体的に今まで何度もどこかで観た可もなく不可もないコギレイな印象。

キャストは、好きな女優さんである宮崎あおいちゃんや鞠谷友子さんが出てたので満足だったな。
西島秀俊のダメ男っぽい役も良かったです。
宮崎あおいちゃんは、ずっと観ていても飽きない顔だな~と思いながら観てた。
透明感があってかわいいな~♪来年の大河も楽しみ。瑛太も出るしwニヒヒ。

でもこれはDVDで良いかと・・・。
あくまで個人的見解(?)ですが。

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ショーシャンクの空に
2007-09-10 Mon 22:47
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やはり私の人生に影響を与えてくれたこの素晴らしい映画を最初に語らずにはこのブログ始まらない。かも(笑


ティム・ロビンス扮するアンディは言った。
他人に大切なものをいくら奪われようと、心の中には誰にも奪えないものがある・・・それは「希望」だと。

無実の罪を被せられ、自由を奪われ、裏切られ・・・この世の悪夢を刑務所の中でとことん味わう運命を背負ったアンディは、少し笑ってそう言った。数年の間塀の内側で絶望の淵に立っていたアンディの心が、待ち続けた塀の外に飛び出た瞬間だったように思う。
人間はある限界を超えたらどうなるのか。
これ以上ないくらいの絶望の中で、ほんの少しでも何かを信じることなんてできるのだろうか。
彼をそこまでさせたのは・・・。

アンディはそれを見事に見せてくれたけれど、それは友人レッドと共に過ごした時間、仲間の死、出所して行った友のその後・・・そんな周りの人間との様々な出来事があったからかもしれない。
刑務所内の非道な人間への復讐、仲間達への愛情、そして何より自らの無実の証明のために立ち上がる「希望」があることにアンディは気付き、虎視眈々とそのチャンスを狙っていた。
狭い部屋の壁に貼った、リタ・ヘイワースと共謀して。

「仲間」の存在があったから。
人間同士の絆があったから。
・・・きっとそれがあったから。

刑務所に最初来た頃のアンディは全てに絶望していた。
アンディとレッド。奇妙な二人のこの出会いから始まり、次第にアンディは気付いたのではないだろうか。
周りに仲間がいたことに。生きるということ自体に。自分の中に何にも負けない、誰にも奪うことのできない「希望」というものがちゃんと残っていることに。

そこからのアンディの快進撃(?)はあまりに鮮やか。
混沌としていた前半から中盤までの空気を一気にひっくり返してしまう。この映画はただのサクセスストーリーやハッピーエンドのお話ではない。人間の生きようとするが故の苦しみ、痛み、悲しみ・・・その中にある一筋の光を示してくれる。

この映画はアンディの友人レッドがストーリーテラーとなっている。
終始レッドがアンディ・デュフレーンという男を懐かしがって語っているようだ。レッドのその穏やかでどこかもの悲しげな語り口調が、この映画をさらに鮮やかなものにしている気がした。


私が映画に求めるもの・・・それは純粋なもの。
人間の中にある本物の感情。
それは大げさなものでも何かとてつもなくすごいものでもなく、ただただそこに生きているから、何かを求めるから自然に出てくるリアルな人間の心。それなんだと思う。

この映画にはそれがたくさん詰まっているように思えるんです。


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