チャップリンと木の下で いつか語り合いたい、来世あたりに。
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死ぬまでにしたい10のこと
2007-12-31 Mon 17:03





23歳のアンは、失業中の夫ドンと、2人の娘とトレーラー暮らし。彼女の毎日は、清掃の仕事と娘たちの世話で過ぎていく。ある日、突然の腹痛で病院に運ばれたアンは、ガンを宣告され、余命2、3ヶ月だと告げられた。アンは、病気のことを内緒にしたまま、夜更けのカフェで「死ぬまでにしたい10のこと」をノートに書き始めた…。


ある日突然、もうあと2~3ヶ月しか生きられないと知ったアン。

どうだろう、自分があと2~3ヶ月の命だと知ったら。
守るべきもの、愛するものがあって、それらを残していくことに対する悔しさや絶望感。
自分がいなくなった時の家族の様子を思い浮かべたり、何年後かの自分のいない未来を見つめる心境はどんなだろう。
どんなに考えたって、死というものをまだまだ遠くにしか感じない自分には分からないけれど。

死を目の前にしながら、残された時間の中で家族や自分のためにやっておきたいことを実行するアンの姿は、なんだか強く美しくも見えた。

もう見ることはできない、成長する娘に向けての毎年の誕生日に送るメッセージを吹き込む姿。男性を夢中にさせてみたい、今までしたことのないオシャレをしておきたいという女心。
長年会ってなかった刑務所にいる父親に会っておきたいという気持ち。
確執はあっても、母親には幸せに生きていてほしいという祈り。

たった一人で、誰に知らせることもなく「死」と対面しながら過ごす残り少ない時間は、アンにとって孤独ながらも家族や大切な人たちへの愛でいっぱいだったのかもしれない。


私がもしアンと同じ立場なら、やっておきたいことってなんだろう?って考えてみた。
欲しいもの、やってみたいことが出てきた。思ってたより少なかった。
そして、浮かんでくるのはやっぱり自分の大切な人たちの顔で、感謝や愛を伝えられるだけ伝えておきたいということだった。


生きるってことを考えさせてくれた映画だった。





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転々
2007-12-16 Sun 22:10





ゆるい。

ゆるくてなんだかほっこりするんだけど、少し切ない。
観終わった後は、日々生まれるもやもやした感情がほんのりあたたかいものに少し変化したような気分になりました。


借金を抱えた大学8年生(オダギリジョー)と、ワケアリの借金取りの男(三浦友和)の奇妙な東京散歩。

細かいところまでユーモアたっぷり盛り込まれていて、全く飽きない。
時効警察のゆるさそのまんまです(笑)


それぞれに孤独を抱えながら不器用に生きる2人だけど、それが愛しくもあり微笑ましくもある。

そんな2人の人生に、またこの映画そのものに「人生って、よーく見たらもっとこんなに面白いことあるよ~」と教えてもらったような気分になりました。


そっか、そんな感じでいいよね~?
ってすべてを許して、もっと楽に自分の人生を見つめられるような感じ。
無計画だったけど、きっと今日観にいくべきだった映画。


楽しい散歩でした。




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それでもボクはやってない
2007-12-12 Wed 21:29




痴漢冤罪事件を取り扱い、日本の裁判制度に疑問を投げかけた映画。


観終わってものすごい憤りを感じたけれど、一体その憤りの正体は何なのか考えていた。
怒り、失望、悲しみ、色々な感情を抱きながら観ていたけれど、終わってから感じていたのはもやもやとした何だかはっきりとは分からない不安のようなものだった。

うーん、なんだろうってずっともやもやしていた。

権力の強い者が正義となってしまうということ。
一番恐ろしいのは、真実とか嘘とかは関係なく、ただ権力を握っている側が絶対的な正義とされてしまうというところなのかもしれない。
正義が勝つとか負けるとかいう以前に、もともと戦える場所ではないというか。
「痴漢」だと突き出された時点で、問答無用で「犯罪者」とされる。
弱い立場の者は、いつも強い者の権力に圧迫され続けなければならないのかと思うと、なんだかやりきれない気持ちになった。

もちろんこれはほんの一例で、冤罪事件なんて過去にもたくさんあるという。
冤罪事件なんてあってはならないと思う。でももし、自分が例えばあの場面に遭遇したとしたらどう思うだろうか?女子中学生が嘘をついていて、男が濡れ衣を着せられてるなんて思うだろうか?きっと思わない。「痴漢」と言われている男は、本物の痴漢にしか見えないだろう。
偏見というか、そうとしか見えないその状況が怖い。


もうなんか言葉が見つからないけれど、とにかく考えさせられる映画でした。
誰かと色々議論したり、もう少しじっくり考えてみたいと思った。

そして一番思うのは、少しでも多くの人がこの映画を観て、自分なりに考えることができるといいなということです。














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サイコ
2007-12-09 Sun 19:23




アルフレッド・ヒッチコックの『サイコ』。

この映画がなかったら、サイコ・スリラーというジャンルはなかったのでは・・・?
とまで言われ、ヒッチコックの代表作で最高傑作との評価が高い作品。


物語全体に、ただならぬ緊張感がある。
何も起こらないでほしいと必死に願いながらも、何か起こるのを期待してしまう。
物語の中の人物に危険を伝えたくて仕方なくなる、口出ししたくなる。
音響、役者、演出などのすべてが醸し出す恐怖感は半端ない。
有名な殺人シーンにしても、血が流れていく排水溝のカットがあんなに気味悪く恐ろしいなんて・・・。


最初はただのサスペンスとして観ていた。
緊張感たっぷりのサスペンスの結末が気になる、そんな感じで観ていました。
もちろん驚きの結末は用意されていて、期待通り「そうだったんだ~!」的な感覚も味わえました。

でも、エンドロールに入った時にふと思いだした。

あの時・・・あのシーンで私がなぜか笑ってしまっていたこと。
そして、意外な真相に、犯人の「狂気」に興味を示し恐怖感を抱きながらも、どこかただの1つのフィクションとして眺めていた自分を。
以前、ある1冊の本を読んだ時にも感じた自分の中にもちゃんとある無意識の病のようなもの。
ヒッチコックが見せたかったのって・・・これ?


最初主人公だと思っていた人物は途中であっけなく殺され、観ている側としては戸惑う。
その人中心の物語だと信じて観ていたのに、ポンとその世界から放り出されたような気になり、そしてすぐにまた新しい謎が提示される。

終始翻弄されっぱなしでした。







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タロットカード殺人事件  ☆☆☆
2007-12-07 Fri 20:22




ウディ・アレンの映画は観たことなかった。

「~殺人事件」とかそういう題名を聞いてしまうとどうしても気になってしまうので、ふらっと前情報なにもなしで観にいったんですが・・・

本格的なミステリー(犯人は誰だ!みたいなの)を期待して行ってしまったので、正直展開的には満足できなかったところがあったけれど、ウディ・アレンがとにかくユーモラスでかわいらしくて笑っていられた。
挙動不審で嘘が下手でなんかマヌケなだめだめじいちゃんが、妙にツボにはまった。
あんな困った顔で見つめられたら、キュンとなってしまうのは私だけじゃないはず(笑)

コメディ的なものとしては割と楽しめたような気がする。
最初、いきなり死神が舵を取る死者を乗せた船のシーンから物語が始まる遊び心満載なところとかすごくいい。

ウディ・アレンってこんなに素敵なじいちゃんだったんだ。
スカーレット・ヨハンソンはやっぱセクシー☆


cobm-5534.jpg




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