チャップリンと木の下で
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それでもボクはやってない
2007/12/12 (Wed)
Category : 映画レビュー





痴漢冤罪事件を取り扱い、日本の裁判制度に疑問を投げかけた映画。


観終わってものすごい憤りを感じたけれど、一体その憤りの正体は何なのか考えていた。
怒り、失望、悲しみ、色々な感情を抱きながら観ていたけれど、終わってから感じていたのはもやもやとした何だかはっきりとは分からない不安のようなものだった。

うーん、なんだろうってずっともやもやしていた。

権力の強い者が正義となってしまうということ。
一番恐ろしいのは、真実とか嘘とかは関係なく、ただ権力を握っている側が絶対的な正義とされてしまうというところなのかもしれない。
正義が勝つとか負けるとかいう以前に、もともと戦える場所ではないというか。
「痴漢」だと突き出された時点で、問答無用で「犯罪者」とされる。
弱い立場の者は、いつも強い者の権力に圧迫され続けなければならないのかと思うと、なんだかやりきれない気持ちになった。

もちろんこれはほんの一例で、冤罪事件なんて過去にもたくさんあるという。
冤罪事件なんてあってはならないと思う。でももし、自分が例えばあの場面に遭遇したとしたらどう思うだろうか?女子中学生が嘘をついていて、男が濡れ衣を着せられてるなんて思うだろうか?きっと思わない。「痴漢」と言われている男は、本物の痴漢にしか見えないだろう。
偏見というか、そうとしか見えないその状況が怖い。


もうなんか言葉が見つからないけれど、とにかく考えさせられる映画でした。
誰かと色々議論したり、もう少しじっくり考えてみたいと思った。

そして一番思うのは、少しでも多くの人がこの映画を観て、自分なりに考えることができるといいなということです。














   THEME : DVDで見た映画 - GENRE : 映画

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