チャップリンと木の下で いつか語り合いたい、来世あたりに。
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ゴールデンスランバー
2008-01-28 Mon 17:12


一部ネタバレありかもしれません。
これから読む人はスルッと通りすぎてみてください。


ラジコンヘリによる首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳。
久しぶりに会った旧友に「巨大な陰謀に巻き込まれている。逃げろ!オズワルドにされるぞ。」と言われ、正体の分からない敵から逃げ続けることに。
あまりに深い絶望と恐怖の闇の中、誰が見方で誰が敵・・・?
果たして青柳は逃げ切れるのか・・・?


ドキドキした。
『オーデュボンの祈り』を読んだ時と同じく、ページをめくる手が止まらない。
本を読んでいるというよりは、もう本の中の世界に自分も入り込んでいたようなそんな感じ。

伊坂さんの本の登場人物は、からっとしてるけどあたたかい人や絶対出会いたくないような冷酷な人、どこかで出会ったことのあるような人など、とても印象に残る人物が多い。
伊坂幸太郎という人は、人をすごくよく見ていて人が好きな人なんだろうな~と思う。
良くも悪くも人間らしい人間、ちゃんと本の中で生き生きと存在している人物ばかりだ。


青柳雅春が、巨大な陰謀に巻き込まれながらもどうにか生きていられたのは、信じてくれる人がいたから。どんな情報にも圧倒的大多数の周りにも流されることなく、「青柳雅春」という人間を信じてくれる人。この世にいなくなってからも、時々青柳雅春の心の中に響く友人の言葉がなんだかじんわりきました。
人間って脆いけどけっこうタフなのかもしれない。信じてくれる人がいるだけで、大きなものにも立ち向かうことができるというのはあるかもしれないと思うから。


今回は敵が見えなくてとてつもなく巨大なだけに本当にぞっとした。
知らないだけでこの世にはたくさんあるんだろうな・・・情報によって操作されてることや、思い込まされてることって。

なんか読みながら、映画『トゥルーマンショー』を思い出した。
なんかあの映画を観た時の怖さに似てた。


そして、その恐怖感はじんわりあたたかい余韻とともにまだ残ってます。






















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名探偵ポワロシリーズ『五匹の子豚』
2008-01-22 Tue 10:31





アガサ・クリスティを初めて読んだのは中学生くらいだったと思う。

『そして誰もいなくなった』を読んで、それがミステリーにはまるきっかけになりました。
なんというか、衝撃的だった。それまでこんなにドキドキする本は読んだことなくて、夜中までかかって一気に読み終えてしまったのを覚えてる。
結局いまだに結末がよくわからないという謎を残しているところがまた素敵。
結末、本当は普通にあるらしいんですが私の中では謎のまま(笑)


そしてこの「名探偵ポワロシリーズ」は今回初めて鑑賞。

過去の事件。
父親が毒殺され、容疑者である母親も後に死刑となった事件の真相が知りたいと言う娘の依頼を受けたポワロ。娘は母親は本当は無罪だと信じている。
過去のその事件に関わった5人の人物に、一人づつ話を聞きながら少しづつ真実を解明していくポワロ。そこには思いもよらない隠された真実があった・・・


終始観る者の心をひきつける華麗な展開は本当にすばらしいです。
容疑者である5人のそれぞれの心理描写、言葉の裏にある本当の意味、人と人との関係性の変化、後半に進むにつれてどんどん謎が深まりそして解き明かされていく真実・・・
こんなに前のめりになって観ることになるなんて(笑)

ただの謎解き推理ドラマじゃないです。
犯人は誰だ!だけでなく、(私の中の)良い映画独特の余韻を残してくれる。
人間の心の奥深い部分を覗いたような、そんな気分にもなるんです。

表面上はなんでもないようなささいなことにも思える行動や言動、そのひとつひとつの中に、実はものすごく深い想いや複雑な感情が入り混じっているのかもしれない。
目には見えないところに潜む真実って、たくさんあるのかもしれない。
何か大きな理由があって、自分の本当の気持ちを隠す。
そのために、心とは裏腹な態度や言葉で表現されていることもある。


ポワロシリーズ、はまりそうです。


ていうか今気づいたけど画像でか!!


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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
2008-01-10 Thu 22:39





オカン。

大きくて深くて私の中にいつもどっしりと存在する。
私が生まれた時から、ただひたすら与え、優しくも厳しくも気ままにも見守り続ける。
そして今でもなお、あたたかな太陽のように少し離れた所から変わらず愛を与えてくれる。
壁にぶつかった時は、不思議といつもオカンの言葉が頭の後ろの方から聞こえてくる。
その言葉になだめられ、救われる。私の中に沁み込んでいるオカンの厳しく優しい言葉。
どうがんばってもかなわない。怖いくらい深い愛に包まれてしまった私には。
かなわないけれど、私はいつかオカンみたいなオカンになりたいのだと思う。
ありがとう。そんな気持ちにさせてくれた映画。



自然に溶け込めるような、なんだかあたたかい映画。


普通の家族の普通の日々。
そんな中の父、母、息子のなかにあるそれぞれへの想い。
特に何がめずらしいわけでも特別なわけでもないけれど、家族の絆や近すぎるが故に生まれる複雑な感情がゆるやかにそして当たり前のように描かれているように見えた。

家族をテーマにした映画はたくさんあるし、私自身もいくつも観てきた気がするけれど、観る側に何かを教えようとするわけでもなく何かを求めるわけでもなく、ただ淡々と家族の姿をそのまま描いているようなものは意外と少ないかもしれない。
役者さんの自然な雰囲気や演技がそういう雰囲気にしていたというのもあるかもしれないけれど、物語全体がすごくいい意味で普通だったという感じ・・・なのかな。


樹木希林&内田也哉子が何もかもすごく似ていて(親子だし)、どちらもユーモアと独特のあたたかい雰囲気があって本当に素敵でした。
樹木希林さんは、なぜか(特に後半は)出てくるたびに涙が出てきたり(笑)
そら映画の予告だけで泣かせるだけはある!と思ったな(私だけ?予告で泣いたの・・・)

とにかくオダギリジョーや小林薫や松たか子もみんな素敵なんですが。
何気に柄本明や宮崎あおいが出演しているという嬉しさもあり。



原作も読んでみたいと思いました。
















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プラネット・テラー inグラインドハウス
2008-01-08 Tue 15:38





“グラインドハウス”とは、B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映する映画館の総称らしいです。

本作はそんな往年のグラインドハウスを現代に甦らせるべく、タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が映画を競作、実際に2本立ての形態で上映されたとのこと。
この『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』の上映の合間に組み込まれている映画のCMもこれまたものすごくB級。CMなのかミニコントなのかよく分からない(笑)画像にも亀裂が入ってたり、「フィルム1本紛失をお詫び申し上げます」みたいな凝った演出もされていて笑えます。


あまり詳しいことは知らないまま鑑賞したため、いきなり1本目がゾンビ映画でしかも今まで観たことないくらいエグいというかめちゃくちゃでとにかく引く。
普段こういう系統をまったく観ないので、免疫がなかっただけかもしれませんが^^;

最後まで観てられるかなこれ?という前半の不安もなんのその。
慣れるんですねぇ。慣れたのもあるけれど、ゾンビの大群に立ち向かう元ゴーゴーダンサーのチェリーがすごいかっこいい。片足をゾンビに食べられてなくしながらも、恋人のレイに銃を右足代わりにはめられそれでゾンビを撃つ(笑)
バイクの後ろに逆向きに乗ったり、お尻を軸にスピンしながらとにかく撃ちまくる。
恋人のレイもかなーりかっこいいのです。両手に銃を持った瞬間にクルクルクル!パシ!!みたいな感じで(笑)

まったく何も考えないで観れる、ダサかっこいい&エログロな映画って感じでしょうか。
B級いいなぁ~。つっこみどころ満載でおバカさんなところが好き!
やってる方が楽しいだけやん!!みたいなところも多々アリ。


オールナイトでB級映画鑑賞。
2つ目の『デス・プルーフ』で寝てしまったのが何より悔やまれる・・・。


今度オールナイトする時は、タイガーバーム(古)を持っていくか睡眠たっぷりとって行かなきゃ。





















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