チャップリンと木の下で いつか語り合いたい、来世あたりに。
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ぐるりのこと
2008-06-27 Fri 23:46
語れないのに語りたい。
なんて言っていいか分からないし、この気持ちを言葉には非常にしにくい。
でもどうしても伝えたい・・・困った。

mixiのお友達が日記にこの映画のことを書かれていて、絶賛されていたので即観に行きました。
その方の紹介されてる映画や好きな映画は、私の好みのものや気になるものが多いんです。
なので迷うことなく観に行きました。


映画館でこんなにも泣いたのは久々です。
1993年から2003年までの10年間の、一組の夫婦の歩みと社会の様子を描いた作品。

リリー・フランキーと木村多江演じる夫婦。
好色であまり感情を表に出さない夫と、なんでもちゃんとしていなければ気がすまない神経質で繊細な妻。初めての子どもを失い、うつと闘ったり色んなことを経験しながら、ぶつかりながら、それでも何があっても一緒にいる2人。情緒不安定になっていく妻を、常に近くで見守る夫。

性格が合わないから分かれる、無理して一緒にいることはない、と気軽に離婚を選択するのがもはや普通になってしまっているような今の世の中では、こういった映画や夫婦の姿はじめじめしていて嫌ったらしいものなのでしょうか。感情むきだしでぶつかったり、格好悪いところをたくさん晒しながら、それすらもその人の一部と受け入れて。人と共に生きるってこういうことなのかもしれない。

自分は愛されているのか、必要とされているのかいつも不安で仕方ない妻の言動は、ダイレクトに私の心に突き刺さったというか、自分と重なって正直痛かった。痛かったけど、痛かったからこそ共感せずにはいられなかった。いつしかの自分の姿を見ているようでもあって・・・(笑)

パンフレットのリリーさんのインタビューで、「誰かと一緒にいながら、別の誰かを探している・・・それがいつの間にか恋愛のスタンダードになっていて、メディアがまた‘次の恋愛に進むためにリセットした方がいい”‘クヨクヨしてても仕方ない”って煽るだけ煽っている。ボクは‘クヨクヨくらいちゃんとしろよ”って思う。」というところに共感した。


「今」に生きられずに、常に欲求不満。
「幸せ」を求めながら、どんどん「幸せ」から遠ざかっている人間は多いかもしれない。

自分だけが良ければ、表面的に格好よく生きてなんでも上手くいってれば人は幸せなのでしょうか。

自分のことと同じくらい、または自分以上に大切に思える他人が今日もちゃんと生きていてくれるということを感じられる人の方が幸せかもしれない。思い込みでもなんでも、守るべきもの守りたいものがあり、醜い感情だってぶつけあってそれでも一緒にいようとすること、認め合い生きる人の姿は美しいと思った。


なんか色々書いてるけれど、この映画を観て私の心が感じたことをそのまま書けません。

とにかく、すぐにでも観てみてほしい映画です。

私は、人間は美しさと醜さを持ち合わせているからこそ素敵で美しいと思っています。
そのことを、より実感させてくれる映画だったような気がしてます。


本当に素晴らしい映画です。






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ダーウィン・アワード
2008-06-17 Tue 15:58
公開前の宣伝からしてバカっぽい映画だとは思ってた。

やっぱりバカだった。


史上最もバカな死に方をした人に、バカな遺伝子をちゃんと絶やしたことに対する功績を評価した賞「ダーウィン・アワード」。これだけでもう面白そうですよね。

出てくる人出てくる人、みんなバカ(笑)

ガラスの強度確かめるために、高いビルから窓ガラスを突き破る人。
凍った池で釣りをするために、ダイナマイトで穴をあけようとして投げたはいいけど愛犬が咥えて自分の車の下に持って行って車を無くした人。ついでに死んだ人。
自動販売機のお菓子を盗もうとして、手が抜けなくなって機械が倒れてきて死んだ人。
たくさんの愛すべきオバカさんがいました。

そして、それを調査してる主人公(ジョセフ・ファインズ)も、必死にオバカさんたちを追っかけるあまりだんだんそれらのオバカさんに近づいていくという(笑)


ウィノナ・ライダーも出てましたが、表情の乏しさがなんか気になったり(笑)


ゲラゲラ笑わせてもらいました。
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ゴッドファーザー
2008-06-15 Sun 11:16
一気にパートⅡまで観ました。
合計6時間。ちなみにⅢまで観ると9時間(笑)

あるサイトで、この映画はオールジャンル人気投票で1位だったので、これは観とかないとと思ってすぐに借りてみました。ちなみに2位は『ショーシャンクの空に』。
あまりマフィア系の映画は好みでないので普段は観ない感じの映画なのですが、観た人の多くが絶賛するこの『ゴッドファーザー』はどんなんなんだろうと激しく気になってしまいました。

まず、イメージしてたドンパチやるただのアクション映画ではなかった。
マーロン・ブランド演じる、初代ドン・コルレオーネから始まるコルレオーネ・ファミリーの一族の愛、憎しみ、悲しみ、裏切り・・・様々な人間模様が深く生々しく描かれている。


ファミリーを何よりも大切にし、守るためならどんな手段も厭わない。

依頼を受けるのに、基準にするのは「金額」や「権力」ではなく「信頼」であるということ。

マフィア同士で無駄な血を流すことは極力避けること。


ドン・コルレオーネ(ビト・コルレオーネ)の美学。
何よりも第一にファミリーを思いやり、守ろうとする姿は本当にかっこいい。
幼い頃に家族を失った彼がこだわった家族の絆。
その想いは、ビトが亡くなって三男のマイケル(アル・パチーノ)がドン・コルレオーネとして君臨する時代にも受け継がれてゆく。時代が変わるにつれ、色んなことが変化はしていくけれど。

でも、家族を守るために戦うことが逆に家族を失ったり苦しめてしまうという矛盾。
ファミリー内での裏切りや憎しみによって命を落とす者たち。
ドンとして君臨するが故の孤独・・・ビトも息子のマイケルも、同じように苦悩を抱えることになる。

人間っていうのは矛盾だらけだ。
深い愛情の裏側には、深い憎しみがある。


パートⅠは、マーロン・ブランド演じるビト・コルレオーネの時代からアル・パチーノ演じるマイケル・コルレオーネがドンになる移り変わりまでを描いている。
パートⅡは、マイケルの時代になったコルレオーネ・ファミリーの愛憎劇と、ビトがマフィアのドンとなるまでの道のりを幼少期から描く。ビトの若い時代を演じるロバート・デニーロがもうべらぼうに素敵。

マーロン・ブランドのドンは、もう本当に完璧なまでにドン。
老いていく様子の表現や、声色なんかの変化もほんとにすごい。
イタリア・マフィアのファッションや、雰囲気ある建物や街並みも見ごたえがあるし楽しめます。
もちろん、あの有名な音楽も、フランシス・F・コッポラ監督の演出も、すべてがマッチしているような気がしました。


かっこよくて人間臭い、壮大な物語でした。
って、まだⅢを観てないので完結しておりません(笑)

Ⅲも観ます。

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街の灯
2008-06-11 Wed 16:22
チャップリンはやっぱりいい。

もう76年ほど前の映画だけれど、なんなんだろうこの面白さは。
少しも色あせた感じがないし、飽きることもない。

内容は、盲目の花売りの娘に恋した浮浪者(チャップリン)が娘の目の手術代を稼ぐために奔走する・・・みたいないたってシンプルなおはなし。
無声映画だけど、チャップリンのユーモア溢れる動きや表情は言葉以上のパワーがありました。

とにかくマヌケで滑稽で笑えるし、誰にも真似できないような独特の空気。
映像を早送りで見てるようなちょこまかした動きとか。
かるーくやってのけてるけど、ものすごい研究してのでしょう・・・。

盲目の娘に恋し、自分のすべてを捧げて愛そうとする浮浪者(チャップリン)の姿は、打算に満ちたこの世界や私自身に大切なものを投げかけてくれるような気がした。
自分に良くしてくれる人に対して盲目の娘が想像していたのは、浮浪者ではなくお金持ちの紳士でした。だから、目が見えるようになって初めてチャップリンを見た時は、まさか自分に光をくれた人物だとは知らずに見下してしまいました。

ラストシーンの娘の「あなただったの」という言葉。
この一言にはたくさんの想いが込められているようだった。

それでもチャップリンは、目が見えるようになった娘の顔を眺めて微笑んでいました。
純粋愛するということ。無償の愛。


変わらぬ愛と変わらぬ面白さが味わえます。




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リアル・フィクション
2008-06-11 Wed 15:45
久々に観たキム・ギドク。

なんとこの映画、3時間20分程で撮り終えたらしい。
役者がすごいですよね、集中力持続できるのかなーとか(笑)


性と暴力描写は相変わらずだったけど、今回は私の好きなどこか幻想的な雰囲気はほとんどなく、主人公の青年が昔ひどい目にあわされた人々を順番に尋ねて復讐していく。
映画のはじまりから、どこかリアルなのかフィクションなのかあいまいな感じで物語は進む。
ハンディビデオカメラを持った女性が、ところどころに現れて青年の行動を追っていたり。

実験的映画だったのかもしれないけれど、いつもの人間の深い部分をえぐって真実を追い求めようとする感じ(?)(←勝手な私の感覚)があまりなかったような。。。
私がただ深い部分まで観られなかっただけなのかもしれないけれど。

『うつせみ』や『サマリア』ではそういうものを感たからかもしれません。


オダギリジョーが出る『非夢』はかなーり楽しみです☆
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